Sometimes Happy

縁のひとりごと

袋小路

昨日は、絲山秋子さんの「袋小路の男」(講談社)を読みました。
作家志望の小田切と彼のことを思い続ける日向子。
二人の会話に笑わされたり、せつない気持ちにさせられたり。
田切に魅かれるっていうのはわかります。
クールなようで暖かく、わがままだけどやさしく、強そうで弱い。
いつかは二人が一緒になってくれればいいなあと思いました。
ここのところの私は「袋小路の女」といった感じなのですが、これを読んで「やっぱり妥協はなるべくしないほうがいいなあ」と思いました。
ちょっと元気をもらいました。

「袋小路の男」は、2004年第30回川端康成文学賞を受賞したそうです。