Sometimes Happy

縁のひとりごと

「センセイの鞄」状態

俵万智さんの「百人一酒」(文春文庫)を読みました。
お酒にまつわるエッセイ。
何年か前に、図書館で借りて読みましたが、本屋さんで文庫になったのを手に取ってみたら、あとがきに昨年出版された歌集「プーさんの鼻」(文藝春秋)に収録されなかった短歌がたくさん載っていたので、買ってしまいました。
それは彼女が、ホストクラブに行った経験から生まれた歌なんです。
うーん、これは「プーさんの鼻」には収録しにくいですね

あらためて読んだ「百人一酒」ですが、本の帯に書いてあるように、”なんだかお酒が飲みたくなる”楽しいエッセイです。
俵さんが、以前新宿のゴールデン街でアルバイトをされていたってご存知ですか?
私が東京に住んでいたら、絶対行ってましたね
カウンターの中に彼女がいるなんて!
そのお店は、演劇、映画、出版関係のお客さんが多く、川上弘美さんもいらしたことがあるそうです。
そのとき居合わせなかった常連さんは、「もし、隣になったら「センセイの鞄」状態だったのにい」とおっしゃったとか
わっかる〜〜〜。
川上さんって、確か身長が170cm台後半で、すらっとした方なんですよね。
あんな人が隣に座ってくれたら嬉しいですよ〜。
って、私は男?
いや、ただのミーハーです。

ついでに「プーさんの鼻」も久しぶり読んでみました。
時間を置いて読むと、また別の歌が気になったりもしますが、やっぱり一番好きなのものは変わらないですね。

たんぽぽの綿毛を吹いて見せてやるいつかおまえも飛んでゆくから
俵万智著「プーさんの鼻」(文藝春秋