Sometimes Happy

縁のひとりごと

わたしにつかまって

ちょっと話題が古くなりますが、毎年クリスマスの夜に、沢木耕太郎さんがJ-WAVEというところで、ラジオ番組をされているんですね。
こちらではもちろん聴くことは出来なくて、とても残念なのですが、この番組が始まる少し前あたりから、いつもHPが出来て、沢木さんへのメッセージを掲示板に書き込めたり、沢木さんのメール日記が読めたりするんです。
今もまだ覗けるかもしれませんが、この日記が私の年末の楽しみになっています。

今回の日記で一番印象に残ったのは、むか〜し沢木さんが、風の強い日に、ガールフレンドから「わたしにつかまって」と言われたことがある・・・というお話。
「だからえらそうなことはいえない」みたいなことが書いてあって。
なんてチャーミングな沢木さん・・・と思う一方で、あ〜やっぱりそうだったのか〜とわかり嬉しくなりました。
何のことかというと、沢木さんの「血の味」(新潮社)という小説の中で、主人公が彼女(のちに奥さんになる人)に「わたしにつかまって」と言われるシーンがあるんですよ。
これを初めて読んだ時に、「絶対経験がないと、こういうことは書けないよね」と思ったんですよね。
そのガールフレンドさんと沢木さんは結婚されたのかしら?もしかして。