Sometimes Happy

縁のひとりごと

登山家

今日は、沢木耕太郎さんの「凍」(新潮社)という本を買いました。
10年ぶりのノンフィクションなのだそうです。
10年。そんなに間があいているとは気づきませんでした。
「壇」以来ということになるのでしょうか。

「凍」は「とう」と読みます。
登山家の山野井泰史さんと奥様の妙子さんの物語。
今日買ったばかりなのですが、実はもう私は読んでしまっているのです。
というのも、今年8月号の雑誌「新潮」に、「百の谷、雪の嶺」というタイトルですでに掲載されているからです。
単行本として出版されるにあたり、今回めずらしく改題されたそうです。

最初に読んだ時、こういう人がいらっしゃるんだなあという「驚き」が大きかったのです。
身体の一部を失ってもなお、山へ向かわずにはいられない・・・。
そこまでのめりこめるものに出会えたということは、とても素晴らしいことだと思うけれど・・・。
もう一度じっくりと読み返してみなければ・・・と思っています。