Sometimes Happy

縁のひとりごと

ぼろぼろ

絲山秋子さんの「海の仙人」(新潮社)を読みました。
久しぶりにぼろぼろ泣いてしまいました。
やはり好きな人とうまくいかなかったり、別れたり・・・というのは辛いですね。
主人公が関西弁なので、余計に小説の中へ引き込まれてしまったようです。
かなり辛い場面があるけれど、登場人物たちが、希望を失っていないところがいいなと思います。
絲山さんの世界ってかなり好きかもしれません。
この間読んだ「袋小路の男」もよかったけれど、「海の仙人」の方がもっと好きですね。
こうなったら、「イッツ・オンリー・トーク」(文藝春秋)も読まないといけません。

「海の仙人」の中で、女の子がトム・ウェイツの「レイン・ドッグス」という曲を自分の葬式で流して欲しいなどと話すシーンがあります。
たまたま私は「レイン・ドッグス」が入っているCDを持っていたので、へえ〜と思いながら聴いてみました。いやー渋い選択ですね。
私の時は、最後に何を流してもらおうかな?(^^)。