沢木耕太郎著「流星ひとつ」(新潮社)
1979年秋。沢木耕太郎31歳、藤圭子28歳。
沢木さんが引退を決意した彼女をインタヴューした。
この本はふたりの会話だけで描かれている。
沢木さんは初期の作品の中でも、藤圭子さんについて少し書いたことがあるはず。
彼女のファンだったんでしょうね。
彼女にかつてインタヴューしたことがあることは知っていたし、彼女が亡くなられた時、もしかしてって思ったけれど、まさかこんなに早く出るとは思わなかった。
「流星ひとつ」というタイトルを知って、彼女が亡くなられたから、このタイトルにしたのかな?と思ったんだけど、そうじゃなかった。
何度か涙が出た。家族に対する気持ち、とかね。
とても魅力的な女性。
彼女が「好き」といったあとがきが素敵。
あんなふうに書かれたら、すごく嬉しかったと思う。
そうそう、前川さんってかっこいい!
ふふ。