Sometimes Happy

縁のひとりごと

山崎方代の歌

俵万智さんの「花咲くうた〜三十一文字のパレット3」を読みました。
俵さんが、いろんな方の短歌を紹介されています。
素敵な歌がいっぱいあり、ほ〜〜〜っと感心しながら読みましたが、その中でも一番心に残ったのが、山崎方代さんの歌です。
とても有名な方のようですが、私は恥ずかしいことに全く知らなかったのです。
それで、ネットで少し調べてみると・・・。

大正3年(1914)山梨県生まれ
戦争で視力を失い、定職に就かず、学歴も地位も妻子も持たず、酒と煙草と短歌を愛し、故郷や親への思いを歌い続け、昭和60年(1985)に70才で亡くなった・・・とのこと

生涯独身ね。
だから、こういう歌が生まれるんだなあと思いました。
胸がちくりと痛んで、ちょっと涙目になってしまいましたよ。
今度大きな本屋さんへ行った時には、彼の本をチェックしたいと思います。 私が死んでしまえばわたくしの心の父はどうなるのだろう 山崎方代