「欲望」と三島

今春に映画化されるという小池真理子さんの「欲望」（新潮文庫）を読みました。
主人公が「図書館司書」というところにひかれて、買ってみたのです。
しかーし。うーん。
あんまり面白くなかったです（うわっ、はっきり書いてしまった）。
解説で文芸評論家の池上冬樹さんが書いてらっしゃるように、「現実を忘れ、物語の世界に酔いしれる」ことは、残念ながら私にはなかったですね。
ただ、「三島を久しぶりに読んでみようかな」という気持ちにさせてもらったのは、ひとつの収穫であったかもしれません。