Sometimes Happy

縁のひとりごと

中野商店

今年読んだ小説の中で「私の一番」は何か・・・などということを8月に書くのも変な話ですが、たぶんこれを超えるものがこれからの後半戦に出てこないような気がするのです。

川上弘美さんの「古道具 中野商店」(新潮社)。
古道具屋に集う人々の友情、恋愛、人生が描かれています。
店主の中野さん、中野さんのお姉さん、アルバイトのヒトミちゃん・・・。
なんとも言えず魅力的な人々が登場してきます。
特に中野さんがとても怪しくて素敵なのです。
中野商店で働きたい!どこに行けばあるのかな?などと思ってしまいました。
文庫本になったら絶対買ってしまうことでしょう(本は図書館で借りることが多いのです)。
川上さんといえば「センセイの鞄」(文春文庫)。あれも好きです。
テレビドラマで、センセイを柄本明さんが演じられると知った時は、えっ?と思いました。
何故かというと、私の中ではセンセイは「高倉健さん」だったから(^^;)。
見たくありませんか?健さんのセンセイ。いいと思うんですけど。
あっ、でもドラマを見たら、柄本さんのセンセイも良かったです。ハイ。