Sometimes Happy

縁のひとりごと

「悪人」を見る

とんとご無沙汰のTSUTAYAから更新のハガキが届いたので、久しぶりに行ってきました。
いつの間にか4階にコミックコーナーができていました。
先日友が勧めてくれたものがあるのでは?絶対あるだろう!と4階まで駆け上がったら・・・ありませんでした。
借りるぞ!と思ったのに。残念。

更新したら、何か1コ無料で借りることができるってことで、めずらしく映画を見ようかと思い、少し気になっていた「悪人」を借りました。

何となくストーリーは知っていました。
深津さんが演じる光代にどこか共感できる部分があるのかな…と思っていたけど・・・う〜む。
相手が犯罪者たとわかった時点で、方向転換しないかなあ。

これからごはん食べましょうかってところで、そんな告白をされて泣かれたら・・・私ならとりあえず心の動揺は抑えて、何とかごはん食べて(だって自分も同じことになったらいやだし)、「じゃ、私はこれで失礼します」と逃げるわ

単純に怖いし、それに何より”やっと出会えた!?”と思った人がそういう人だったら、ものすごくショックでしょう。
なんでこんなことに?って。
とてもじゃないけど、一緒に逃げましょう〜とは思えないから、見ていて困ったなあって。

妻夫木くんが演じる祐一もねぇ。
祐一も光代も???なので(お芝居はうまい)、どうしたもんかなあと思いながら見ていたけれど、被害者のお父さんを演じる柄本明さんがよくてね。

何度か泣きました。
樹木希林さんもほんとに上手よね。

ストーリー自体は好きにはなれないけど、いいなと感じる場面はありました。
例えば柄本さんが、お葬式の時に警察の人に訴える場面(最初怒っているんだけど、すぐに頭を下げる)、奥さんと電話で話してるところ、馬鹿な大学生に向かって怒鳴る場面(あ、このセリフ、私が前に言いたかったけど飲みこんだ言葉だ!と思ってすごく泣けた)とか。

祐一の祖母を演じる希林さんが、マスコミがたくさんいる中、家を出て、入院している旦那さんの病院でお世話してるシーン、被害者が亡くなった場所のガードレールに、祐一が以前祖母にプレゼントしたスカーフが結ばれていたことetc.。

最後、祐一と光代が灯台の前で微笑んでるシーンがあったけど、あれはどうして笑っていたのか。
警察がやってきた時、祐一が光代の首をしめるんだけど、あれはたぶん彼女が罪にならないように・・・と思っての行動で、そうか本当に好きだったのかって思ったけど、あの2人わからないな〜。
光代、待つのかな。。。

希望が感じられないから、見ていて暗くなりました。
お父さんが怒鳴る場面を見れたから見てよかった・・・と思うことに

原作がどうなっているのか、図書館にあればチェックしてみようかなと思います。