Sometimes Happy

縁のひとりごと

いしいの旅路

「卍字楼」という画廊で、作家のいしいしんじさんがお話をされると新聞で知ったのは2日前のこと。

「卍字楼」?どこ?
へ?そんなとこに画廊なんてあるの?

どういうイベントなのかよくわからないけど、とにかく行ってみることにしました。

「卍字楼」は普通のお家(古民家っていうの?)の和室を開放されてるって感じでした。
3時から始まるということで少し前に着いて、よく状況がわからなかったんだけど、とりあえず上がらせてもらって、廊下のところでしばらくぼーーーっと立っていたら、何やら始まる感じだったので、和室に入らせてもらって、あーこの人がいしいさんか、と。

今、そこで塔本賢一さんという方の作品展をやっていて、塔本さんのお友達(と言ったらいいのかしら?)であるいしいさんがお話をされることになったみたいです。

塔本さんの作品展が「塔本賢一の旅路」なので、いしいさんは「いしいの旅路」ということでお話されました。
旅の話だからなのか、ハワイと書かれた白いTシャツ姿。
それに赤いジャージ。いつもあんなスタイルなんでしょうか

1時間以上、ずっとひとりでしゃべりっぱなし。
最近そういうトークイベントみたいなのをされているのは知っていたけど、あんなにおしゃべりされる方だとは思ってなくて意外でしたね。

高校生の時に行ったアメリカでの話、仕事で海外に行った時の話etc...
すっごくおもしろかったです。
ほとんど落語家やん!と思いました。
とりあえずお話が一区切りした後、質問コーナー?になったのですが、おじさんが「落語家の間ですね」とおっしゃって、思うことはみんな同じなんだなあと思いました。

またあんな機会があれば聞きに行きたいし、いしいさんの本もまだそんなに読んでないんで、これは読まねばと思いました。


実は「卍字楼」への道の途中に、中学の頃のお友達の家が昔あったんですね。
だから、その頃何度か行ったことがあったんだけど、その後はそちらの方に行くことが全くなかったんです。
何もないところなので

今日そこをめっちゃくちゃ久しぶりに歩いて、懐かしいんだけど、記憶が薄らいでしまってて、この橋を渡った先に確か家があった?・・・・などと思いながら「卍字楼」まで歩いて。

いしいさんも駅から「卍字楼」まで、私と同じ道を歩いてこられたみたいだったのですが、私が懐かしいなあと歩いてきた道の印象をいしいさん最初に話されたのが何かちょっと嬉しかったです。
Tさん、元気かなあ?
きっといいお母さんをやってる気がします。

以前にもちょっと書いたけど、私の職場の近くにいしいさんが住んでいらっしゃるみたいなんですね。
知らないうちにすれ違っているんじゃないか?とずっと思っていたのですが、今日お顔がはっきりわかったんで、「あっ!いしいさんや!」と心の中で叫ぶ日はきっと近いぞ!などとしょうもないことを考える私でした。