Sometimes Happy

縁のひとりごと

生きる

昨日は知恩院へ行ってきました。
「響流十方 be in harmony 〜生きる〜」というイベントがあったのです。
月曜日にたまたまテレビでこのイベントがあることを知り、火曜日の帰りにローソンでチケットを買いました(ローソンでチケット買うの初めてでした)。

チケット番号順での入場だったので、外でかなり待たないといけなかったから寒かったけど、夜の知恩院を眺めるのもいいものだなと思いました。
番号を呼んでもらって御影堂の中に入ると、うわ〜〜ひさしぶり〜〜〜と思いました。
知恩院は私にとって、思い出深いお寺なのです

残念ながら、正面は人がすでにいっぱいだったので、横の方に座ることにしました。
クリスタルボウル(ご存知?)の美しい音色を聴きながら、始まりを待ちました。

司会はちわきまゆみさん(声は知ってたけど、お顔を見るのは初めて)。
お坊さんのお話の後、声明を聴いて、その後小室等さん、谷川俊太郎さん、谷川賢作さん(俊太郎さんの息子さん)が出ていらっしゃいました。

俊太郎さんの朗読「みみをすます」から始まったのですが、すぐに世界に引き込まれてしまいました。
なんか今日はかなりやばそう・・・という予感は当たり、小室さん(背中しか見えない位置だった)の歌が始まった途端、うるうる状態になり、涙が止まらなくなりました

「おまえが死んだあとで」
「死んだ男の残したものは」
どちらも俊太郎さんの書かれた詩。
小室さんはめちゃくちゃいい声だし、賢作さんのピアノも素晴らしいし、胸いっぱいになっちゃいました。

いつもこのメンバーでコンサートをされる時は賢作さんが曲を決めることが多いそうなのですが、今回の1部は俊太郎さんが決められたそうです。
やばいよ、俊太郎さん!

1部が終わって15分ほど休憩。
再び演奏されるクリスタルボウルを聴きながら、ちょっと放心状態。
この流れだともしかして2部で「生きる」を朗読するんじゃないの?と思ってたら、大当たりでした。
2部では声明とのコラボもあったりして、とてもいいイベントでした。
これで1000円でいいの?と思いました。
何だか申し訳ない感じ。

俊太郎さん、カッコよかったです。
息子さんの演奏に楽しそうに耳をかたむけてる表情とか、とっても素敵でした。

9時15分頃に終わって、すっかり冷え込んできたので、さっさと外に出て、円山公園を早足にぬけて、四条駅、じゃない、祇園四条駅(19日から駅名変更になったのよね)へ。
途中祇園ホテルの隣のスタバの前でちょっとびっくり。
スタバのオモテでお茶してる人、全員外国人!!
ここはどこだ?と一瞬思ったけど、そう観光シーズンなのよね。

あーーー昨日はほんと感動の夜でした。