瀬戸内寂聴さんの「源氏物語と京ものの魅力」という講演があったのです。
円地文子さんとのエピソードがすごい面白かったです。
円地さんは源氏を書くために、当時寂聴さんが住んでおられたアパートにお部屋を借りて書いていらっしゃったそうです。
円地さんはすごいお嬢様だったので、80歳過ぎで亡くなられるまで、全く台所に立ったことがなかったんだとか（お嫁に行く時はお手伝いさんと一緒だったとのこと）。
そういう方なので、何かと寂聴さんに「お茶にしませんか」などと電話を掛けてこられるので、寂聴さんは自分の仕事がのってる時でもお菓子を用意して円地さんのお部屋に行っていたそうです。
その時に円地さんから源氏のことをたくさん教えてもらったので、それが自分が源氏を書く時に為になったから「あの投資（お菓子などを自分のお金で買って持っていってたこと）は無駄じゃなかったんです」なんてことを話されていました
先輩である円地さんが亡くなられるまでは源氏を書けなかったそうですよ。
質問の時間も含めて、１時間半ほどの講演。
源氏物語に対する寂聴さんの熱い想いが伝わってきました。
私も読まないとなあ。
今京都では着物を着ていくと市バスや市営地下鉄が無料になったり、いろんな施設が無料で入場できるというお得なイベントをやっています。
なので今日は素敵な着物姿の女性をたくさん見かけて、何かいい感じでした
お天気も良かったしねぇ。
今日はたぶんちょっと焼けたんじゃないかな。
紫外線がこわい季節に突入ですね。
